- ル・シャン・ド・フルールのクリスマス
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2011.12.26 Mondayクリスマスでしたね。今年は寒波到来で寒かったですねぇ。ここ数年、毎年12月23日は姉夫婦のフランス菓子屋”ル・シャン・ド・フルール”にお手伝いに行っています。1日ケーキ屋さん気分ですさて、今年はどんなケーキかな?こちらはパリ・ブレスト。アーモンド味のバタークリームがシュークリームの生地にサンドされていて、さらに中にはチョコ味のプチシューが沢山入っているという凝り様です。お次ぎはショコラ味のケーキ。中のスポンジもクリームも美味しいショコラです。トナカイのクッキーがなんとも愛嬌があります。子供も喜びそうですね。他にもホールケーキは定番のフレジェ(イチゴのショートケーキ)もありました。やっぱり、フレジェは人気があるようですね。クリスマス期間はホールケーキを求めるお客さんが多いので、いつものケーキは種類を絞っておいていました。どれもシンプルで大人っぽくて好きです。クリスマスバージョンにお着替えしたカレンが並んでいる姿がなんともカワイかった。店内は姉夫婦がコツコツと集めてきたアンティーク雑貨が飾られていてパリの様ですよぉ。お近く(東京の羽村)にお寄りの際にはぜひぜひ覗いてみて下さい。なぁ〜んて、書いてるうちにクリスマス終わっちゃいましたね。もう次はお正月ですねぇ〜。早いなぁ。
- 『サラの鍵』
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2011.12.20 Tuesday1942年7月16日、早朝のパリで何があったかご存知ですか?私は今年、知りました。ドキュメンタリー小説『サラの鍵』を読んで 、この日パリで起こったことを知りました。ナチス・ドイツ軍占領下のフランスで、大規模なユダヤ人狩りが行われ、13152人(その内子供は4115人)ものユダヤ人がパリの屋内競輪場ヴェルディブに強制連行され、数日押し込められたのちほとんどのユダヤ人がアウシュビッツ収容所に送られた、通称”ヴェルディブ事件”がおきた日です。この出来事が驚くべきことは、この一斉検挙を積極的に立案し、実行したのがフランス警察であるということです。(裏でナチス・ドイツの意向がはたらいてはいましたが。)戦後、ヴィシー政権崩壊ののち共和制が復活すると、この出来事は”自由の国フランス”の汚点としてタブー視されてきたそうです。なので、戦後生まれのフランス人はこの出来事自体を知らない人が多く、私達日本人が知らないのも当たり前かもしれません。そして、1995年7月16日、当時のシラク大統領が、450名のフランス人警官がユダヤ人の一斉検挙を行い彼らを無惨な死に追いやったことを認め、国家として正式に謝罪したそうです。この謝罪で”ヴェルディブ事件”を初めて知るフランス人は多かったそうで、多くのひとがショックを受けたそうです。まさか自国がナチス・ドイツと同じことをしていたとは。(でも、当時ユダヤ人を匿ったパリの人は沢山いてそれによって助かったユダヤ人は10000人いたそうです。)この『サラの鍵』の著者タチアナ・ド・ロネも、大きな衝撃を受けたその一人です。学校でも教えられなかったこの出来事を調べていくうちに、この悲惨な運命を辿った”ヴェルディブの子供達”を埋もれさせてはいけない、と思ったそうです。小説(ドキュメンタリーも含みます)の内容は上手く書き表せないのでここでは書きませんが、個人的には今年読んだ本で印象に残ったベスト3に入ります。そして、今回12月17日からこの『サラの鍵』の映画が上映されています。まだ、観ていないのですが気になっています。映画で映像化されたものを観るとまた苦しくなっちゃうよな・・・。監督はジル・パケ=ブレネール。まだとてもお若い監督さんです。同じ”ヴェルディブ事件”をあつかった映画で『黄色い星の子供たち』(ローズ・ボッシュ監督)をDVDで観ましたが、やはり悲しい内容でした。まだ、数十年前にこんなことがあったのかと思うと考えられません。あの時の子供達の目はどんな目をしていたのだろう?あの子達は今度は幸せな時代、国に生まれ変われたかな?そうだといいな・・・。こういった内容の本や映画を観ると悲しくて、暗い気持ちになって・・・、じゃあ、なんでみるのかと云うことを今までは上手く言葉で表せられなかったのですが、先日、買った本の帯(この本はルワンダの虐殺のドキュメンタリー本です)にこんなことが書いてあって、「あぁ〜、そうか・・・」と思いました。『知らないことは「恥」どころか、「罪」になることもある』こんな凡人の私には何も出来ないけれど、こういう事があったこと、そこに多くの幼い犠牲者がいたことなどを知っていなければならない、と思うのです。知っていると、知らないとではそこに大きな差があるんではないかと。まだ、私には知らないことが溢れています。いい事も悪い事も、愉しい事も悲しい事も・・・。だから、まだまだ沢山、本を読み漁り映画を観まくります。悲しい内容になってしまったので、ここで癒し系を。〜おまけ〜本棚の3人組も冬支度。
- フランスの子供服
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2011.12.13 Tuesday冬ですね。冬、結構すきです。お家で籠ってぬくぬく好きなことをするのに最適な季節です。縫い物にも最適な日々が続いているのに、すこしさぼってしまってます。そんなんで、我が家の本棚を改めて眺めて(眺めていると何時間でも過ぎてしまうので要注意ですけど)いると、かわいい本が目に・・・。そうそう、これかわいいんだよねぇ〜(にんまり〜)フランスの子供服のソーイング本です。ソーイング本とは云え、中身はちょっとした写真集!とにかく、あちらのお方の手に掛かるとオシャレですねぇ〜。最初に都内の本屋で見つけたのがピンクのこちらで、0歳から3歳の子供服の作り方(もちろん型紙つき。もちろんフランス語)が載っています。数年後の今年見つけたのが、ブルーのこちらで2歳から8歳の子供服の作りかたが載っています。フランス語だから少し難しいけれど、だいたいの手順は日仏共通らしくどうにかなります。だって、中身とかとってもオシャレな写真だから見ているだけでも愉しいです。フランスでもリバティプリントは人気があるようです。こんな感じで、創作意欲が湧いてきちゃいますねぇ。あちらの子供服はほんとシックで、大人顔負けです。この本の感じはフランスの子供服ブランド”Bonpoint”に似ています。”Bonpoint”はかなりびっくり価格なので、これで手作りしてなんちゃってボンポワンを気取ってみるのもいいかも。かわいい・・・。足・・・。クリスマスもやってくるし、カワイイ姪っ子にでも何か作ろうかな?な〜んてこと考えながら本棚の前に座っていると日も夜も暮れちゃうよっ。〜おまけ〜我が家の本棚のクリスマス。
- オードリー・ヘップバーン
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2011.12.07 Wednesdayまた、発見してしまった・・・。発見したからにはそのままでは帰れないでしょ〜。愛しのオードリー・ヘップバーンだって、なんかこの本ってば表紙とかすっごい可愛いし、今まで持ってたのは写真集が多いけどこれは読み物だし・・・、新刊だし・・・。と、ブツブツ唱えながらレジへ到着。そして、また私の本棚に仲間入りしたのが、こちら「オードリー・ヘップバーンとティファニーで朝食を〜オードリーが創った、自由に生きる女性像」ですこの、ティファニーカラーの水色がニクいですねぇ。たぶん、オードリーの本でなくても、ジャケ買いしてます。(結構、ジャケ買いします)この本は私がもってるオードリーの本の中でも、かなり読み応えがある内容になっています。写真はほとんどなく字、字,字。オードリーという女性、オードリー演じるホリーという女性があの時代にいかにして世間に受け入れられていったのか。また、お蔵入り寸前だった、あの名画がなぜこうも喝采を浴びるものと仕上がったのか。などなどが書かれていて、知らなかった内容が盛り沢山で『ほぉ〜』って感じ。『やっぱり買って正解〜!』って、自分に言い聞かせます。なぜかというと、もうオードリーの本は沢山持っているんです・・・、実は。これはたしか初オードリー。ファッションの視点からオードリーのことを書いています。字半分、写真半分という感じ。こちらは、数年前の誕生日に買ってもらいました。(本にしてはかなり高いので)これは、すっごいカワイイ中身ですよぉ。誕生から亡くなるまでのオードリーにまつわる紙もの(結婚式の招待状や赤ちゃん誕生のお知らせなど)が実に上手く再現したものが所々に入っていて、まるで宝箱です。これ創った人最高〜!次は秘蔵写真などが収められた小さな写真集。写真ごとにちょっとしたオードリーの発言や他の人のコメントが添えられていて読み易い1冊です。値段もカワイイし。お次ぎはファッションのカテゴリー毎に(カジュアルとかエレガントとかコートとか)写真と解説を載せている一品。洋服が詳細まで見やすいです。最後はこちら。これも比較的最近手に入れたもの。たぶん刊行されたのも最近だと思います。100枚の写真が贅沢に1ページづつ掲載されていて、『まだ見た事ない写真があったんだぁ』と興奮しました。以上。そうなんです、こんなにあるんです。でも1冊1冊内容が違うからどれも大切なんですね。それにしても私、本を読んでいてよく思うんですが、結構な数の本に『オードリーはけっして美人ではない・・・云々』書いてあるんですが、あの顔が美人でなかったら私を含め世の女性はどうなってしまうんだ!?って。今日も本をペラペラ見ながら『やっぱり美人だろ〜』って、一人つぶやいています。〜おまけ〜本棚の『オードリーコーナー』
- 結婚15年目突入
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2011.12.04 Sundayおっと、いけない!大事なことを更新するの忘れてました。今日は私達の結婚記念日でしたもう、早い事に15年です。我ながらびっくりです。『こんなはずじゃなかった・・・。』と思われないように、心身ともに一応気をつけているつもりですが・・・、どうかな???なんとか、捨てられずにいるところをみると、どうにかなっているかしら?去年は麻布のフレンチ”レ・シュー”で豪勢に祝ってサプライズに涙したりもしたけど、今年はあいにく私が風邪でダウンしてしまい、お家でゆっくり過ごしました。来年はまたお出かけできるとイイね。相変わらず2人のみの家族だけど、これからも末永くよろしく。今、隣でスヤスヤ寝息をたてている人よ・・・。
- 鎌倉散歩
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2011.12.04 Sunday11月最後の日曜日に鎌倉にお出かけしました.
鎌倉は自宅からもそれほど遠くなく、なんといってもお寺や自然が多く大好きで年に1,2回程行きます。
そしていつ行っても混んでいて諦めてしまうのが“スターバックスコーヒー 御成町店”。
なぜ、鎌倉まできてスタバか?というと、ここのスタバはコンセプトストアと云って他のスタバとはチョット違うんですよ。
まず目を引くのが、その空間です。
ここは元々は「フクちゃん」で有名な漫画家の横山隆一さんの邸宅跡地で、プールや庭の藤棚がそのままお店にいかされているんです。プールの前は写真のように縁側風になっています。
室内は天井も高くとても気持ちのいい空間。
今回は食しませんでしたが、シナモンロールやクロワッサンは奥のキッチンで焼いていて焼きたてを出しているんですって。そして、噂によるとケーキは私も大好きな葉山の“ラ・マーレ・ド・チャヤ”のものらしい。さすがっ!横山さんのギャラリーもあるらしい。
さて、朝から美味しいコーヒーを飲んで気分も軽やかに次に向かったのは北鎌倉にある和食屋“口悦”さんです。
ここは私達夫婦の鎌倉と云ったら、の場所です。ここ十何年か鎌倉ではここ以外で食事はしていないくらいです。
だって、ほんと最高に美味しいし、いい仕事してるんだなぁ〜。野菜の絶妙な火の通り具合、そして色がキレイに残っている。私達はいつも3800円の姫懐石を注文します。3800円とは思えない内容。特に私のお気に入りは季節の食材を活かした赤出しです。ここの赤出しは他の赤出しとは比べ物にならない美味しさ器使いもとてもセンスを感じます。さぁ〜、おなかもいっぱい、ほろ酔い気分で今度は歩いて北鎌倉から鎌倉に向かいます。お寺などを覗いたりしながら・・・。トコトコ・・・。そして、目的の”もやい工藝”に着きました。鬱蒼と木々が生い茂る中に古民家風の一軒家があり、読谷焼・小鹿田焼・出西窯・益子焼・砥部焼などの焼き物やカゴや染め物など日本各地の民藝品が所狭しと並んでいるお店です。もぉ〜、大好きですお店自体の佇まいがステキです。ここも、鎌倉に来たらはずせない場所で、今回は探していたものが見つからず何も購入しなかったのですが、いままで我が家にきたもので特にお気に入りは・・・こちら、左:小鹿田焼(おんたやき)。初めて小鹿田焼を知った一品。右:読谷焼(北窯の松田共司さんの作品)これは気に入って買ったのにどこのか忘れてしまいました・・・。だめですねぇ〜。たしか、「北欧っぽ〜い」と思って、白いお菓子(レアチーズケーキなど)を置いたら可愛いだろうなぁと思って購入したっけ。今では普通におかずを盛っていますけど・・・。やっぱり、古都鎌倉はいいね〜。日帰りで十分楽しめちゃう。小町通り辺りは目まぐるしくお店がかわるけれど、私達のお気に入りはいつも変わらぬ気品と控えめな佇まいでそこにいてくれてます。そこが、イイ・・・な。